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2020年7月21日(火)から26日(日)まで東京都荒川区東尾久にあるOGU MAGにて川邊真生 個展 “Umwelt”が開催されます。
この展示は川邊真生さんによる初の個展となります。川邊さんはこの展示に向けて次のように述べています。
「自粛期間中、今の自分の状況と実家での子供時代が重なった。
実家の目の前には高校があり、野球グラウンドの巨大なフェンスが視界の大半を占めている。
介護と看護を仕事とする両親はあまり家におらず、たまの外出も行き先はほぼ同じ所であった。
家の中は暗く静かで、私は何かを確認するように、撮り溜めたアニメや特撮のビデオを繰り返し見ていた。
夕方頃、ふと画面から目を起こすと、窓の外には学校帰りの高校生たちが歩いている。
その光景を見た時、今日1日が終わってしまうことと自分が画面の中で過ごした1日を否定したがっていることに、ひどく虚無と焦燥を覚えた。
家の前を往来する高校生たちの軽い声が、無音の自部屋によく響いていた。
展覧会で作品に出会う時、それは作品の中に何かを見つけ、自身の環世界が更新される瞬間であると思う。
今回の自粛期間中、今の私にふと重なった実家での子供時代の感覚。
非常に個人的ではあるが、不安定で曖昧なそれを私の今の視点から形にするというのが、本展に対する私の一解釈である。自作が皆さんの環世界を更新する一助となれば幸いである。」
プロフィール
1992 青森県出身
2018 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域修了
グループ展
2018「independent tokyo 2018」浅草橋ヒューリックホール (東京)
「gimmick overlap」turner gallery(東京)
受賞歴
2016「多摩美術大学卒業制作展」福沢一郎賞
川邊真生 個展 “Umwelt”
2020年7月21日(火)~7月26日(日)
13:00-19:00(最終日のみ17:00まで)
会場 OGU MAG(マップ)
東京都荒川区東尾久4-24-7
03-3893-0868
https://www.ogumag.com/
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