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アマゾンプライムビデオで次に何を見ようかなと色々探していると気になるサムネイルが出てきました。床屋さんが描かれています。作品名は「家族デッキ」です。何と、かつて荒川区内にあった床屋さんをモデルとしたものだったのですよ。
「家族デッキ」とは
「家族デッキ」は村田朋泰監督によるコマ撮りアニメーション作品です。全6話ですね。
作品紹介はこちら。
「今は無き、東京・荒川区に80年間実在した理容店を取材し、実物そっくりにセットを作成。懐かしさ溢れる舞台で、とある普通の家族に巻き起こるファンタジー。東京の下町にあるタカタ理容店を経営する高田家は、両親と中学生のお姉さん、小学生の弟の4人家族。この床屋に住まう七福神の髪様のいたずらで、高田家の日常にはちょっと不思議な出来事が起こる。」
最初にも紹介しましたが、荒川区に実在した床屋さんがモデルとなっています。しかも80年間も実在したというのですから、かなりの歴史があるお店ですよね。
果たしてどこの床屋さんがモデルになったのでしょうか。実はこの作品を見た瞬間にピンときました。
モデルとなったのは「すずらん理容室」
答えは荒川3丁目にあった「すずらん理容室」です。外観がこちら。
先程の作品紹介の画像と角度は違いますが、同じ建物であることがわかりますよね。
80年間も営業していたという老舗中の老舗です。
筆者が撮影したのは2009年のことです。「家族デッキ」が発表されたのも2009年です。この頃には既に廃業していました。
2008年2月に撮影されたグーグルストリートビューの画像がこちら。
2010年1月には建物は取り壊されて駐車場になっています。
場所はこちらです。
現在はセブンイレブン 荒川3丁目店になっています。
→新旧写真比較 東京都荒川区荒川3丁目にあったすずらん理容室とセブンイレブン荒川3丁目店 | 荒川区のはなし
作品内では建物の内部も再現
「家族デッキ」では床屋さんの内部もすずらん理容室そっくりに作っているそうです。これが素敵なのですよ。いかにも昭和の床屋さんという雰囲気で、特に注目したいのが水道です。タイル張りで円を4分の1にしたものです。初めて見たかも。実際に見てみたかったなあ。1話に床屋さんの内部はたくさん出てきます。
さらに、第5話では日暮里のニューマルヤも登場します。
→東日暮里にある激渋な昭和の雰囲気が漂う街の洋食屋さん 「ニューマルヤ」に潜入してみた | 荒川区のはなし
思わず「おお!」と声が出ちゃいました。作品内の設定では床屋さんの隣にある喫茶店というものになっています。昭和の雰囲気が大好きな人にはたまらない作品だと思います。ぜひぜひご覧になってください。
→家族デッキ vol.1 高田家の春
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