かつての日暮里金美館がカフェバー銀幕に生まれ変わった！令和の時代に昭和の雰囲気を楽しもう

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常磐線の三河島駅のすぐ近くに日暮里金美館という映画館がありました。残念ながら1991年10月23日に閉館となってしまいました。その後も建物自体は残っていて、マニアな人は名残を見に行ったりしていたことでしょう。当サイトでもその存在を取り上げたことがあります。
→かつて荒川区内にあった映画館、日暮里金美館を見に行こう

そんな日暮里金美館が2019年10月23日にカフェバー＆多目的イベント・芸術空間の「元映画館」に生まれ変わりました。ほぼ映画館出会った頃の面影を残すその空間はまるでタイムスリップしたような雰囲気の場所です。今回はカフェバー銀幕として営業している時に遊びに行ってみたレポートをお伝えします。ただそこにいるだけで楽しくなる最高のカフェでした。

カフェバー銀幕の場所

カフェバー銀幕はかつて日暮里金美館だった元映画館内にあります。まずは地図で確認してみましょう。

常磐線の三河島駅から徒歩で約5分、日暮里駅からだと約15分の場所です。建物の外観がこちら。

2階が日暮里金美館でした。現在1階はコープみらいになっています。しかし、ここに本当にカフェがあるとはなかなか想像できないですよね。勇気を出して階段を上って2階に行って下さい。

この先に切符売り場が残る小さな映画館だった入り口が残っています。

中はひっそりとしているので、一瞬入るのを躊躇してしまいましたが、思い切って扉を開けてみました。

そこには令和の時代とは思えない昭和な空間が残っていたのです。

まるごと映画館な店内

これまでレトロなカフェにはたくさん行ったことはありますが、これほど心震える空間はなかったと思います。きっと誰しもが「おお」と思わず声が漏れてしまうことでしょう。ここが元映画館、カフェバー銀幕です。

かつては座席が所狭しと並んでいたのだと思います。今はゆったりとしたスペースの使い方をしています。どの席からも巨大なスクリーンが見える配置ですね。

たくさんの人が映画を見ながら泣いて笑っていた場所が、こんなに優雅な気分に浸れるカフェとなりました。

映写室はこの上段に残っています。

先程の全体像の写真はこの上から撮影させてもらいました。

座席はひとつひとつ椅子とテーブルが異なっているのが面白いです。こちらはビリヤード台ですね。

お一人様席もあります。

また、各所に置かれている小物類にも要注目ですよ。

思わずニヤリとしてしまうものばかりです。

そうそう、スクリーンの上そして横にある幕も見てくださいね。地元の当時のスポンサーが表記されています。

トイレにも必ず行ってみて下さい。壁面がずらりとVHSテープで埋められています。

今やほとんど使うことがなくなったテープもある種のアート表現になるのですね。

カフェバー銀幕のメニュー

館内の様子を見ているだけであっという間に時間は過ぎてしまいますが、ここはカフェですのでちゃんと注文をしましょう。こちらがカフェタイムのメニューです。

ドリンク、フードの基本はしっかりと押さえられていますね。ここに記載されている以外にマスターの心変わりメニューも各種あるそうなので、お店の方に聞いてみて下さい。今回はホットのブレンドコーヒーを注文してみました。

バータイムにはお酒とおつまみにメニューが変わります。

ゆったりコーヒーを飲んでみた

それではコーヒーをいただきましょう。

今回はスクリーンのすぐ前の席に陣取ってみました。

スクリーンを背にすることにはなりますが、館内の全てを見渡せる席です。まるで館長になったかのような気分でゆったりと過ごさせていただきました。

まとめ

ここはかつて映画館だった場所です。そんな空間がカフェにもなっているというのですからレトロ好きな人にはきっとたまらないことでしょう。映画館としての役割は終えましたが、第2の舞台が整えられています。今回はカフェの利用でしたが、ここはイベントスペースにもなります。この巨大スクリーンで映像を見ることができるなんてこともあるそうですよ。可能性は無限に広がっていると感じました。まずはぜひ一度遊びに行ってみて下さい。最高の時間を過ごすことができますよ。

カフェバー銀幕
東京都荒川区東日暮里3-31-18 旭ビル2階
03-5604-5957
不定休
カフェ 11:00-15:00
バー　 18:00-24:00

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