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東京都荒川区南千住にはどんなイメージがありますか?労働者の街、簡易宿泊所があるなどというイメージをもつ人はきっと多いと思います。しかし、最近では若いファミリーの住人が増えてきたり、新しい施設ができたりしています。さらに宿泊施設もどんどんできているのですよ。新しいホテルもあれば古い簡易宿泊所をリノベーションしたものもあります。そもひとつが今回紹介する南千住駅のすぐ近くにある御宿ちよだ、ちよだ新館の2つの旅館です。外観は古そうですが、館内はきれいで使いやすそうな設備が揃っていました。南千住で宿泊施設を探しているという方はぜひ参考にしてください。
御宿ちよだ・ちよだ新館の場所
御宿ちよだ・ちよだ新館は南千住駅のすぐ近くにあります。南千住駅にはJR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスの3路線が乗り入れています。実は都心部へ行くのにかなり便利な場所なのですよ。しかも都心からはちょっと離れているので、東京23区内であってもかなり静かな環境の街でもあります。さて、御宿ちよだ・ちよだ新館はそんな南千住の住宅街の中にあります。まずは地図で確認してみましょう。
南千住駅からコツ通りを渡って、回向院の横の路地を入っていきます。
おそらく初めてこの路地に足を踏み入れた人は不安を感じることでしょう。果たしてこの先に宿泊施設があるのかどうか。大丈夫、ご安心ください。すぐに御宿ちよだの建物が見えてきます。
入り口はもうちょっと路地を進んだところにあります。
こちらから見るとかつては簡易宿泊所だった名残がありますね。
ちよだ新館はこの御宿ちよだのすぐ隣です。
両者の位置関係はこの写真がわかりやすいですかね。
左が御宿ちよだで右がちよだ新館です。出入り口にはひさしがあるので、2つの建物の行き来は雨に濡れずにできちゃいます。
御宿ちよだの洋室
まずは御宿ちよだのお部屋から見てみましょう。洋室と和室がありまして、最初は洋室からです。バスルーム付きのシングルルームがこちらです。
おそらく簡易宿泊所時代の一部屋はもっと狭かったのでしょうが、この部屋は一人で利用するには十分すぎるほどの広さがあります。デスクはPCを広げて作業するのにぴったりな大きさです。
ヘアドライヤー、アメニティももちろん揃っています。
浴衣もあるのでパジャマを持参する必要はありません。
旅館と言えばこれですよね。
お茶と和菓子です。宿に着いてまずは一息という時に安心できるセットです。
バスルームがこちらです。
いつでも好きな時にシャワーを浴びることができるのがバスルーム付きの部屋の特権です。
もうひとつのタイプの洋室を見てみましょう。スタンダードシングルルームです。
こちらにはバスルームが付いていません。後ほど紹介する共同シャワールームを利用することになります。
その他、ツインの洋室もあります。
御宿ちよだの和室
次は和室です。
部屋のすべてが畳敷きというわけではなく、一部分となっています。布団を2組敷くことも可能です。
デスク周りは洋室と変わりはありません。
畳の上にベッドが置かれているタイプの和室もあります。
和室にはトイレ付きの部屋、トイレ無しの部屋があります。トイレがない部屋は後述する共同トイレを利用することになります。
御宿ちよだの共同シャワールーム・トイレ
2階には共同のシャワールームとトイレがあります。シャワールームは2つあります。
空いていれば使用できるというシステムです。入り口にはバスタオルやアメニティが用意されています。
このシャワールームの隣にトイレがあります。男性用と女性用はちゃんと分かれていますよ。
また、同じく2階の奥にはランドリールームもあります。
空いていれば誰でも使用することができます。
御宿ちよだの貸切風呂
御宿ちよだの名物のひとつが間違いなくこれでしょう。
30分200円で利用できる貸切風呂です。都会の真ん中で温泉旅館気分を味わうことができますよ。ただし、温泉ではなく普通のお湯です。でも外国人観光客の方は「Onsen!」と喜んでくれるそうです。なお、公式ウェブサイト経由で宿の予約をすると1日30分まで無料で利用できるそうです。
利用可能時間は17:00から24:00、9:00から11:00となっています。お隣のちよだ新館の宿泊者も利用することができます。
御宿ちよだのロビースペース
御宿ちよだにはゲストハウスのような共用のロビースペースがあります。1階にあるこちらの部屋です。
宿泊者同士で語らう場にもなりそうですね。
一人でゆっくり寛ぎたいという方にはお一人様ソファもあります。
また、共用のキッチンスペースもありますので、簡単な調理や食事もすることができます。
ロビー内には本や観光パンフレットもありますので、それぞれ思い思いの時間を過ごせそうです。
なお、このロビースペースの壁面はアートギャラリーにもなっていて、若手アーティストの作品などが展示されています。アート鑑賞もできちゃう旅館でもあるのですね。
手作り感溢れる御宿ちよだ
次にちょっと館内探検をしてみましょうかね。実は館内にはスタッフさんによる手作りのものがいっぱいあるのですよ。例えばフロント前にあるこの棚。
空間にぴったりフィットしているのは手作りだからこそです。今はあまりものは置かれておらず、この本のみではあります。
このペーパータオルフォルダも手作りです。
先程も紹介した2階シャワールーム前にタオル置き、アメニティ入れもそうです。
部屋によっては手作りのデスクが配備されているとこともあります。御宿の雰囲気やスペースに合わせて自由に創作できるのが手作りのいい点ですね。
最後の各フロアの廊下の様子を見てましょう。まずは1階。
2階。
そして吹き抜けを2階から見下ろしてみます。
ただたんに寝る場所を提供するのではなく、随所にこだわりと創意工夫が散りばめられていますので、宿泊するならば館内探検はお勧めですね。
御宿ちよだの予約方法
そんな御宿ちよだの予約は公式サイトからが最安となっています。
→御宿ちよだ/ Chiyoda Inn
4000円台前半というお部屋もあるのでぜひチェックしてみてください(2020年2月26日現在)。
楽天トラベルからも予約可能です。
→御宿ちよだ
チェックインは17:00から23:00の間、チェックアウトは11:00、宿泊はすべて夕食・朝食なしとなっています。
ちよだ新館の部屋
次に御宿ちよだのお隣にあるちよだ新館の部屋を見てみましょう。全ての部屋にシャワー・トイレはありません。後述する共用のものを利用することになります。
まずはベーシックシングルルームから。
ベッド、デスク、シンク、冷蔵庫などの設備があります。歯ブラシなどは当然セッティングされています。
これは嬉しいと感じたのはベッドサイドにある延長ケーブルです。
USB端子付きのものなので、ケーブルさえあればスマートフォンの充電が枕元でできちゃいます。
次はツインルームです。
ベーシックシングルと異なるのは部屋の広さとベッドの数です。
ロフト、天窓付きの部屋もあり
ちよだ新館の部屋で個性的なものは、ロフトと天窓付きの部屋があることです。それがこちらの部屋。
ベッドの横にはしごがあります。この上に行ってみましょう。
そこにはまるで秘密基地のようなロフトがあります。
クッションと証明があるだけのシンプルな空間です。夜はここに籠もって読書したくなりそうです。ロフトから部屋を見下ろしてみましょう。
この空間を独り占めできるのはかなりの贅沢ですね。下におりてベッドに横になってみてください。
なんと天窓付きです。小さいサイズではありますが、ここから降り注いでくる外光があることで、部屋がさらに広く感じさせられました。
なお、ロフトなしで天窓ありのシングルルームもあります。
ちよだ新館のシャワールーム
ちよだ新館の部屋にはシャワー、トイレはついていませんので、共用のものを使用します。
空いていればいつでも使用可能です。
もちろんアメニティ類は置かれているので手ぶらで来てOKです。
なお、先程の紹介しましたが、新館の宿泊客も御宿ちよだの貸切風呂を利用することができます。
1階にはランドリールームもありますよ。
ちよだ新館のロビースペース
新館の共用スペースはモダンな雰囲気です。
宿泊者同士で話をしてもいいし、横にある本棚から自由に選んで読んでもいいし。
キッチンスペースも広々としています。
コーヒーなどは有料のものと無料のものがあります。こちらは有料ですね。
こちらは無料。
この共用スペースには備え付けのPCもあります。
ちよだ新館の予約方法
ちよだ新館の予約は公式サイト経由が最安値となっています。
→ちよだ新館 – 東京の隠れ家、もう一つ。
楽天トラベルからも予約可能です。
→ちよだ新館
チェックインは16:00から23:00まで、チェックアウトは11:00まで、夕食と朝食は付きません。
まとめ
御宿ちよだとちよだ新館はそれぞれ異なる2つの顔をもつ旅館です。片方は和風、もう片方はモダンですので、どちらを選ぶのか迷っちゃうかもしれません。連泊するならば両方泊まっちゃうなんて選択肢もありますね。南千住というどちらかというとマイナーな街ではありますが、ここを基地として東京観光や仕事に行くというのは大いにありだと思います。東京でホテルを探しているならばぜひ御宿ちよだ、ちよだ新館をチェックしてみてください。なお、両館とも無料Wi-Fiが完備されています。
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