尾久橋通り沿いに残る音無川の痕跡～鶯橋(旧水鶏橋)～

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日暮里から鶯谷方面に尾久橋通りを自転車で走っていたら、何やら気になるものが目に入ってきました。

むむ？これは何だ？よく見ると「鶯橋(旧水鶏橋)」という文字がありますね。

この場所を地図で確認してみましょう。

薬局と整骨院の間、マンションの入口のところです。川がないのに橋とは一体どういうことでしょう？実はこのあたりの荒川区と台東区の境には川がありました。古地図を見てみましょう(スマホアプリの東京時層地図より)。

関東大震災の直前、1916年から1921年の間に作られた地図です。西から東にかけて斜めに川があるのがわかると思います。これが音無川です。地図の中央あたりにあるお寺のすぐ北側に橋があり、これが鶯橋(旧水鶏橋)のようです。

水鶏橋だったのが鶯橋に名称変更されたのでしょうね。現在では2つその痕跡が残されています。

大きさから考えると橋桁でしょうかね。まさかここに昔の川の痕跡があるとは知りませんでした。何度となくこの前を通っていたのですが、全く気が付かずに通り過ぎていました。

ここでもうひとつの疑問があります。それは「水鶏橋」の読み方です。「みずどりばし」ではないのですよ。正解は「くいなばし」です。この読み方も知りませんでした。今回の発見で色々と勉強になりました。

その他にも音無川の痕跡が残っているかもしれないので丹念に探してみようと思います。

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