荒川区内の路地を歩いていると時として懐かしいものに出会うことがあります。その一つが井戸ポンプです。最近では災害時のために公園や学校に設置されるケースがとても多くなっていますが、昔ながらの路地裏にあるポンプはもうあとわずかしかないことでしょう。絶滅危惧種と言ってもいいと思います。実は筆者は大の井戸ポンプマニアでして、全国各地のポンプを撮影しています。区内にもそんなに数は多くはありませんが残っているのですよね。今日紹介するのは荒川1丁目にある井戸ポンプのお正月です。

鏡餅がお供えされていますね。これだけではあるのですけれども、ないとあるとでは全くお正月気分が違いますよね。ところで、この写真は2021年1月4日に撮影したものなのですが、2019年1月3日の写真と比較してみましょう。

ポンプが新しくなってる!しかも井戸の蓋もきれいになってる!かなり久しぶりに見に行ったらだいぶ様変わりしていました。背後のアパートだったところも更地になっているし。路地裏の井戸は朽ちていくだけでなく、進化もするものなのですね。
ではもうちょっとじっくり新しくなったポンプを眺めてみましょうかね。自動車が入ってくることができない路地裏にこのポンプはあります。

きっと地域の方に愛されているのでしょうね。以前、もう水は枯れていると聞いたのですが、もしかしたら復活?今度近隣の方を見かけたら確認してみます。
それにしても、このフォルムがたまらないのですよ。

ほぼ曲線で構成されている美しさがあります。

やっぱり川本式の美しさは心惹かれますね。
まだまだ荒川区内にも筆者が発見できていない井戸ポンプはあるはずなので、2021年は一つでも多く撮影してコレクションを増やしていこうと思っています。読者の皆様からの情報もお待ちしています。
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