東尾久にあるBeyond the Dawn(ビヨンド・ザ・ドーン)が閉店へ しかし、店主である戸田さんの熱い想いは新たな道を切り開く

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2021年3月20日(土)をもって、東京都荒川区東尾久にあるカフェのBeyond the Dawn(ビヨンド・ザ・ドーン)が閉店となります。都電荒川線の東尾久三丁目停留場付近では貴重な存在のカフェでしたが、約2年間で営業終了です。しかし、悲しいばかりではありません。店主の戸田さんにお話を伺ってきましたのでレポートします。

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ビヨンド・ザ・ドーンの歴史

まずはビヨンド・ザ・ドーンの歴史を振り返ってみましょう。筆者が最初にお店を訪れたのは2018年12月29日のことです。都電通り沿いに突如としておしゃれなカフェが出現したことに驚きました。

荒川区東尾久三丁目 Beyond the Dawn ビヨンド・ザ・ドーン

この日はホットコーヒーをいただきました。店内で飲んでもいいし、テイクアウトして線路沿いを歩いて都電を見ながら飲んでもいいというスタイルに未来を感じたものです。

荒川区東尾久三丁目 Beyond the Dawn ビヨンド・ザ・ドーン

荒川区東尾久6丁目の都電通り沿いにカフェのBeyond the Dawn ビヨンド・ザ・ドーンがオープン!

2020年4月からはテイクアウトのみの営業となりました。新型コロナウイルスの影響ですね。筆者も自宅でビヨンド・ザ・ドーンのアイスコーヒーをいただきました。

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東京都荒川区の都電の線路沿いにあるカフェのBeyond the Dawn(ビヨンド・ザ・ドーン) ドリンクとケーキのテイクアウトのみで営業中です

同年9月からはパンの販売も開始しました。

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これ以降は人気メニューになりました。

東尾久のBeyond the Dawn(ビヨンド・ザ・ドーン)にパンメニューが追加!ハム&チーズとシナモンロールが美味しかった

同年11月からは雑貨カフェにリニューアルされ、店内での飲食も再開されました。

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東尾久のBeyond the Dawn(ビヨンド・ザ・ドーン)が雑貨カフェにリニューアルされ一部店内利用も再開

そして2021年3月20日(土)の営業をもって閉店となります。

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2年3ヶ月の営業期間でした。

今後はものづくりをしたい

この閉店のお知らせを聞いて、筆者はお店に行ってみました。そこで店主の戸田さんに聞いてみたのです。

「今後はどうするのですか?」

とても答えにくい質問だったと思いますが、戸田さんははっきりとこういいました。

「ものづくりがしたいのです。自分で何かを作って、自分で発信することをやってみたいです」

まだ具体的に何を作って、どう発信していくかは決まっていないそうです。しかし、技術を磨いて何か新しいものを作っていこうという決意は固そうでした。

そのきっかけは新型コロナウイルス感染症による自粛期間にありました。奥様から手芸を教わり、そこで何かを作る楽しさと喜びを知ったそうです。この日筆者が飲んでいたドリンクの下にあったコースターも戸田さんの手作りの作品です。

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ビヨンド・ザ・ドーンに行ったことがある方は店内の様子を思い浮かべてみて下さい。

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整然としていて、完璧に計算されつくされた配置のあの店内を。

戸田さん自身はこれまではご自分の手先の器用さに気がついていなかったそうなのですが、最近になってそれが大きなアドバンテージになることがわかってきました。その特色を活かして何かをつくろう!ということになったのですね。

ここで店名を振り返ってみましょう。

Beyond the Dawn

「夜明けを過ぎて」ですかね。筆者は店名を聞く度に冬の諏訪湖で撮影したこの景色をイメージします。

長くて寒い夜が終わって、ようやく太陽が昇ってきたこの瞬間です。カフェのビヨンド・ザ・ドーンはもうすぐ終了となります。しかし、太陽はまだこれからもっと高く昇り、人々を暖かく照らします。今後の戸田さんのものづくりはまさにそのフェーズに入るのではないでしょうか。カフェがなくなるのは確かに残念で悲しいことではありますが、今度は戸田さんのものづくりがまるで太陽のように私達をきっとわくわくさせてくれると思っています。従って、筆者はこの閉店はしんみりしてしまう出来事ではなく、未来志向的なことであると解釈しています。戸田さんはこうも言っていました。

「終わりは何かの始まりでもあります」

ビヨンド・ザ・ドーンは終わっても、戸田さんのものづくりはこれから始まります。筆者はその姿勢を全力で応援していきます。

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Beyond the Dawn(ビヨンド・ザ・ドーン)

営業時間:11:00-17:00
定休日 日・月
住所:東京都荒川区東尾久6-9-5 1F
電話:03-6240-8372

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