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荒川区内では白鬚橋、水神大橋、千住汐入大橋、千住大橋、尾竹橋、尾久橋、小台橋の7本の人が渡れる橋が隅田川に架かっています。今回はそのうちの千住大橋を歩いてきました。荒川区側から足立区へと向かってみます。こちらが橋の入口です。
車道の方には「橋大」という橋の扁額も見えますね。歩道の方には「昭和二年十二月竣工」の文字も見えます。
今の千住大橋って90年以上の歴史があったのですね。知りませんでした。元々は徳川家康が江戸に入った時に初めて架けられた隅田川の橋なのだそうです。文禄3年(1594年)のことです。名所江戸百景で描かれた千住の大はしのレリーフも橋の袂にありますね。
江戸の風景に思いを馳せながら橋を渡りましょう。
この日は上流側の歩道を歩きました。江戸時代はきっと風光明媚な場所だったのでしょうが、今は景色を楽しむのは期待はできませんね。橋のすぐ横に千住水管橋があるので視界が遮られています。
それでもわずかではあるけれども隅田川の水面は眺められますね。
橋を渡りきって足立区に入りました。
実は荒川区側にはそんなに案内板は充実していないのだけれども、足立区側は松尾芭蕉の奥の細道を思いっきりアピールしています。橋のたもとには公園が整備されています。
その入口には「奥の細道 矢立初めの地」の石碑があります。
さらに奥の細道の行程表もでかでかとあります。
公園の奥には堤防を越える階段もあります。
この先に隅田川の川面がすぐそこにあるデッキがあります。
誰でもここに入ることができますよ。その壁面にも「おくのほそ道 旅立ちの地」と描かれています。
荒川区側にももうちょっとアピールするものがあればいいなと感じました。それでもかつては隅田川唯一の橋だった時代もあるというこの千住大橋の歴史は十分に伝わってきました。普段何気なく渡っている橋もちょっと歴史を振り返ってみると見方も変わってくるかもしれませんよ。
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