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2023年から開始予定の三河島駅前北地区再開発について、周辺住民に対して計画の概要となる資料がポスティングされたようです。読者の方から「荒川区のはなし」に提供していただいたのでシェアしようと思います。想像以上に大規模な計画であることが明らかになりました。
施設整備方針
まずは施設整備方針から見てみましょう。5つの方針が定められています。
・駅前拠点にふさわしい魅力ある複合拠点施設の整備
・地域の生活環境に配慮した駅前環境の整備
・地域の防災性向上をはかる設備インフラ整備
・地区の活性化に寄与する商業業務施設、安心して住み続けられる都市型住宅
・まちの顔となる駅前公共空間の整備
駅前拠点にふさわしい魅力ある複合拠点施設の整備
先程の施設整備方針のひとつひとつに細かな目標が設定されています。
まずは「駅前拠点にふさわしい魅力ある複合拠点施設の整備」の2つの目標からです。
・三河島のシンボルとなる複合拠点施設
・地域コミュニティの形成
ここには子育て支援施設の充実や、区立体育館などの計画が含まれます。
地域の生活環境に配慮した駅前環境の整備
・都市環境に配慮した駅前環境
・緑豊かな環境
ここには駅前らしい環境づくりやオープンスペースを緑の空間とすることが定められています。
地域の防災性向上をはかる設備インフラ整備
ここでは地域の防災拠点として災害時にどのような対応ができるかが定められています。例えば電柱の地中化、排水版の設置、帰宅困難者を受け入れる体制などです。
商業施設・都市型住宅
日用品や生活必需品が揃う商業空間や災害や犯罪に備えた安心して住める住宅について定められています。
まちの顔となる駅前公共空間の整備
JR三河島駅と連携し、駅利用者がスムーズな移動ができるようにします。また、安全かつ利便性の高い公共空間も創出されます。
建物全体のイメージ
それでは具体的にどのような建物となるのでしょうか。こちらの図を御覧ください。
地上43階、地下1階の建物です。主な用途は一般住宅、シニア住宅(医療ケア付)、店舗、事務所、保育園、体育館です。住宅は約760戸となるそうです。
平面図
場所は三河島駅の北側です。平面図を御覧ください。
改札口を出てすぐに建物に入ることができそうです。
現在の真土小思い出広場がメインですね。
まとめ
今回紹介した資料はまだ都市計画手続きのための素案です。これが完成形ではなく、今後変更となる可能性もある点をご留意ください。しかし、かなり壮大な計画であることがわかりますよね。現住されている住宅もこの計画の対象エリアとなっているので、今後移転が始まると思われます。また計画についての詳細が分かり次第レポートいたします。
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