明治から昭和にかけて隅田川の荒川区側と足立区側を結んでいた渡し船「新渡し」について

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荒川区町屋5丁目の隅田川沿いの道を歩いていたら不思議な案内板を見つけました。

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この案内板があるのはまちや明生苑のすぐ近くです。地図で確認してみましょう。

隅田川沿いと言ってもちょっと南側の道です。さて、先程の案内板には次のような記述があります。

新渡し
現在の町屋五丁目と六丁目の境付近から足立区千住桜木二丁目との間を結んでいた。明治三十年の里道の巡視報告書に既に記載されたおり、明治後期ころから昭和前期にかけて、足立区西新井方面への渡しとして多くの人々に利用された。東方にあったお竹の渡しに対して、新たに設けられたので新渡しと称したという。
昭和九年に尾竹橋が架橋され、次第に衰微し廃止された。

何とここに渡し船があったのですね。町屋5丁目と6丁目の境はこの細い道です。

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この道の奥が隅田川です。現在(2019年6月)工事中のため堤防には出ることができませんが、おそらくここから足立区側に渡ることができたのでしょうね。

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ここでスマートフォンアプリの東京時層地図を見てみましょう。このアプリは明治から現在まで様々な時代の地図を見ることができるものです。ここから先の3枚の地図は東京時層地図からの引用です。まずは約110年前、明治時代の終わり頃の地図です。

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「新渡」の文字がきちんと確認できますね。

次は関東大震災の直前、大正時代の地図です。

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ここでも渡し船がありますね。

最後は昭和の戦前期です。

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ここでは渡し船の記述はもうありません。東側を見てみると尾竹橋が完成しているからですね。案内板の記述にも明治後期ころから昭和前期とあり、古地図からもそれが正しいことが確認できました。

ちなみに、足立区側には都営バスの新渡しバス停があります。

王45系統の北千住駅前と王子駅前を結ぶバスです。

荒川区側だと荒川区コミュニティバスの町屋さくらの町屋六丁目都営住宅バス停が新渡しの最寄りとなります。

荒川区側には「新渡し」の名残は案内板のみということですね。

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