荒川区内の絶滅危惧種!?東日暮里に残る「一滴は命」の井戸ポンプ

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街を歩いていると様々な絶滅危惧種があります。例えば電話ボックスなど。その中でも筆者が最も注目しているのは井戸ポンプです。がしゃんがしゃんやって水が出てくるあれです。現役の井戸ポンプはもちろん、水が枯れて出なくなってしまったもの、壊れたまま放置されたものなどがあります。東京都荒川区内にもまだ若干井戸ポンプは残っています。公園や学校などには災害用井戸ポンプが新たに設置されていますが、ここで言っているのは昔ながらあるものです。先日SNS経由で東日暮里に井戸ポンプが残っているという情報をいただきまして、さっそくどんなものか見に行ってみました。これがなかなか個性的なポンプだったのですよ。それがこちら。

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今では当たり前のように蛇口をひねれば水が出てきます。しかし、そこにいたるまでの人類は相当な苦労があったことでしょう。この「一滴は命」という言葉を見ると、水の大切さが思い知らされます。

ポンプ自体もなかなかの年代物ですね。

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本来は緑色だったのでしょうが、すっかり錆びついて赤茶色に変色しています。

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面白いのはこの木の台です。

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おそらく丸い井戸がこの中にあって、それを囲むように木の台が組まれているのだと思います。今まで見たことがないタイプですね。

もうひとつ面白い点は場所ですね。

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井戸ポンプがある場所のヒントは次の3つだと思っています。

1.入り組んだ路地の奥
2.崖下
3.海、川の近く

このポンプはいずれにも当てはまりません。しかし、区画整理される前は違う状況だったかもしれません。そこでスマートフォンアプリの東京時層地図で大正時代の地図を確認してみました。

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中央からやや左下の、2043番地の北東の角がこのポンプがある場所だと思います。これを見るとやっぱり路地の奥というわけではなさそうですね。残る可能性としては、かつてここには大きなお屋敷があったか。ちょっと調べてみる必要がありますね。なお、現在ここは駐車場になっています。グーグルストリートビューでも井戸ポンプが確認できますよ。

ちなみに、この井戸は既に枯れているか、ポンプが壊れたまま放置された状態となっています。

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この記事をご覧になった方で、「うちの近くに井戸ポンプがあるよ」などという情報をおもちの方はぜひメールまたはSNS経由でお知らせください。すぐに現地に確認に行きます!

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